小規模サイネージを低コストで簡単に導入する方法を紹介します

2024-12-16

デジタルサイネージということばを時に聞きますが、どのようなものでしょうか。

デジタルサイネージというと大規模設備を思いうかべますが、小規模サイネージでも十分な効果が見込めます。

本記事では、効果が高い小規模サイネージを低コストで簡単に導入する方法を、詳しく解説します。

デジタルサイネージとは?

デジタルサイネージとは、お店の中や屋外の広告などとして、さまざまな場所に設置されたディスプレイを通して、情報を配信するシステムのことです。

公共空間や店舗などのいろいろな場所で、広告プロモーション等に利用される、LEDビジョン・液晶ディスプレイや、簡易的にはパソコン画面などを用いた電子的な表示機器(看板ともいえる)を使用します。

デジタルサイネージでは、紙ポスター・看板とは違い、映像データをソフト等を使用する管理・運用を基本としています。このため、集客や訴求力のある映像を迅速またリアルタイムに配信できます。さらには、情報更新の頻度が特に高く、看板では張替えが必要な作業自体が不要で、コスト削減も可能です。

画像や映像で作成したコンテンツ情報をすぐにディスプレイに映写できるため、リアルタイムに最新の情報を届けることができます。映像や音声により、視聴者の目や耳に残りやすい情報を配信できるので、ポスターなどと比べて、より訴求効果を高められるため、最近、活用の場が広がっています。

また店舗内の紙媒体POPの代替として、小型のディスプレイを用いたデジタルサイネージが使われるようになっています。これは電子POPと呼ばれ、商品棚に設置されているケースがよく見受けられます。

デジタルサイネージは、「スタンドアロン型」と「クラウド型」に大別されます。

■スタンドアロン型

都心の駅やビル壁面・屋上や、ショッピング等で見るデジタルサイネージはスタンドアロン型が多くなっています。一定期間、多数の人に向けて、同じコンテンツを繰り返し表示するのに適しています。

■クラウド型

これに対して、リアルタイム・臨機応変に情報共有が出来るのがクラウド型になります。リアルでの顧客への直接的なコミュニケーションや製品情報の提示や、特別なオファーなどにも利用することができます。

従来、電子POPはスタンドアロン型が主流でしたが、映し出すコンテンツの更新に手間がかかったり、スケジュール管理が煩雑であったり、本部から各店舗のコンテンツ放映状況が把握できないなどの問題がありました。クラウド配信型の電子POP・デジタルサイネージ端末が登場し、複数店舗に設置した端末を一括で、コンテンツ更新・スケジュール管理を行うことができます。このためクラウド型は、大規模なチェーン店舗などに適しているといえるでしょう。

小型デジタルサイネージとは?

デジタルサイネージは、そのサイズによって異なる特長があるため、導入の際は、目的、設置環境、目指す顧客への訴求要素のレベルに基づいて行うことになります。

通常のデジタルサイネージは、32インチ以上のものが多く、公共空間や大きな商業施設でよく見られます。

これらはショッピングモール、空港、駅、コンベンションセンターなどの広い空間で、遠くからでも見ることができるように設計されています。広告やブランドプロモーション、イベント情報の発信など、より広範囲な情報伝達を目的として使用されます。特に、大画面により、動画や高解像度の画像を用いて、視覚的に魅力的なコンテンツを提供することが可能です。

これに対して、小型デジタルサイネージは、画面サイズが10インチから22インチ程度のものをさすことが多く、店舗内などの限られたスペースでの設置に適しています。

小売店のレジカウンター、レストランのテーブルトップ、ホテルのフロントデスクなどに設置されます。また持ち運びが容易にできるという特長もあります。小型デジタルサイネージは、ノートパソコンや、パソコン用のモニター程度の大きさのディスプレイをデジタルサイネージとして利用するものです。

限られたスペースで、商品CMや商品の説明動画などのコンテンツを配信し、お客様に商品理解を深めてもらい、購買意欲を高めることが、小型デジタルサイネージを設置する理由のひとつとなります。

小規模サイネージの簡単な導入例

小型サイネージの一番簡単な導入方法としては、ディスプレイとパソコン等による小規模運用となります。

オフィスや店舗など1拠点での運用に適した方法として、スタンドアローン型のデジタルサイネージシステムがあります。
USBメモリまたはSDカードから映写や展示したいデータを読み込んで、情報を更新します。このため、ネットワーク構築や配線工事が必要なく、1台からでも手軽に導入することができます。

室内用の簡易デジタルサイネージは10万円前後で導入できます。また、導入のためにインターネットの配線工事なども、必要ありません。ランニング費用も電気代以外はかからないので、費用面でも、大変リーズナブルです。この方式では、表示したいコンテンツをUSBメモリーまたはSDカードに保存し、デジタルサイネージ本体に差し込むだけで、簡単にコンテンツの再生が可能です。

もしすでにパソコン、ディスプレイ画面とUSBメモリーなどがあれば、専用のソフトを導入するだけで、「小規模サイネージ」が完成します。この場合は、PCやUSBがすでにあるので、専用ソフトや関連ガジェットなど必要最小限のものを購入すればよいので、10万円もかからない費用でデジタルサイネージをはじめることもできますので、トライするのもよいかもしれません。

まとめ

本記事では、デジタルサイネージの基礎から、その応用範囲、さらには小規模サイネージまで詳細に解説しました。

店舗などの小スペースで利用でき・広告効果が高い小規模サイネージは、今後の展開がますます期待されます。

株式会社トラスト・エレクトロニクスでは、運用効果の高い「小規模サイネージ」に関するご相談やご依頼に対応しております。

小規模サイネージに関心のある方は、是非当社にお気軽にお問い合わせください。