投影型赤外線方式タッチパネル PIT

PIT(投影型赤外線方式タッチパネル)

投影型赤外線方式タッチパネルは、ディスプレイ画面上に仮想的な赤外線グリッドを作成し、指や物体がそのグリッドを通過することでタッチを検知する技術です。
その特性から、携帯電話、タブレット、情報端末、公共交通機関の自動券売機、ATM、デジタル看板などのさまざまなデバイスに広く採用されています。

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動作原理

  1. 赤外線の発射と受光:タッチパネルの周囲に赤外線を発射する赤外線LEDが配置されています。これにより、画面の表面に赤外線のグリッドが形成されます。グリッドは通常、水平と垂直の方向に配置されます。

 

  1. 反射の検知:グリッド上の赤外線は常に発射されており、指や物体が画面に触れると、その部分の赤外線が反射されます。この反射された赤外線を受光センサーが検知します。

 

  1. タッチ位置の計算: 受光センサーが反射された赤外線を検知することで、タッチされた位置を特定します。この位置情報を解析することで、タッチされた座標を計算し、それに基づいてデバイスが対応するアクションを実行します。
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特徴

  1. 高い精度と感度: 赤外線方式は、高い精度で指の動きや物体の位置を検知することができます。

 

  1. 耐久性が高い:物理的な接触がないため、耐久性が高く、耐摩耗性があります。

 

  1. マルチタッチ対応: 複数の指による同時の操作が可能であり、マルチタッチに対応しています。

 

  1. 透明性が保たれる: タッチパネルの表面に追加のフィルムやセンサーが不要なため、ディスプレイの透明性が損なわれません。

 

  1. 外部の干渉に強い: 周囲の光や電磁波の影響を受けにくいので、屋内や屋外での使用に適しています。