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RT(抵抗膜方式タッチパネル)

抵抗膜方式タッチパネル(Resistive Touchscreen)は、ディスプレイの表面に薄い透明な抵抗性フィルムが配置され、ユーザーの指やペンなどがディスプレイ上で押されると、フィルムの間に抵抗が生じ、その位置を検知する技術です。タッチ感度が他の方式に比べて低く、マルチタッチ機能には適していませんが、比較的シンプルで耐久性があるため、主に低コストや堅牢性が求められる産業用途や古い機器で使用されています。

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動作原理

  1. 抵抗性フィルムの構造: タッチパネルの表面には、透明な抵抗性フィルムが配置されています。通常、上下に二枚のフィルムが配置され、それらの間に微細な隙間があります。各フィルムはそれぞれ電気的に接続され、膜には透明な導電性層がコーティングされています。

 

  1. タッチによる抵抗変化の検知: ユーザーが指やペンなどをディスプレイの表面に押し当てると、上下の抵抗性フィルムが接触し、その間に抵抗が生じます。この抵抗の変化は、タッチされた位置を検知するための信号として送られます。

 

  1. 位置の計算: タッチパネルには、抵抗変化を検知するためのセンサーが配置されています。これらのセンサーが抵抗の変化を測定し、タッチされた位置を特定します。

 

  1. 信号処理と解析: 検知された位置情報は信号処理され、解析されます。その結果、デバイスがタッチされた座標を特定し、対応するアクションを実行します。
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特長

  1. 耐久性が高い: 抵抗膜方式は物理的な接触があるため、耐久性が高く、長期間の使用にも耐えることができます。

 

  1. 精度が低い: 一般的に、抵抗膜方式は他の方式に比べて精度が低い傾向があります。特に小さな要素を正確に選択する場合には、他の方式がより適しています。

 

  1. 単一タッチのみ対応: 一度に1つのポイントしか検知できないため、マルチタッチ操作には対応していません。

 

  1. 安価な製造コスト: 抵抗膜方式は比較的安価に製造できるため、低価格のデバイスに広く採用されています。

 

  1. 外部の干渉に強い: 周囲の光や電磁波の影響を受けにくいので、屋内や屋外での使用に適しています。

 

抵抗膜方式タッチパネルは、低価格の携帯電話、産業用制御パネル、店舗のポイント・オブ・セール(POS)端末など、多くのアプリケーションで使用されています。