SAW-ゼロベゼル(超音波表面弾性波方式)

SAW-ゼロベゼル(超音波表面弾性波方式)
超音波表面弾性波方式ゼロベゼルは、ディスプレイの周囲にベゼル(フレーム)がない超音波式タッチパネル技術の一種です。従来のタッチパネルでは、ディスプレイの周囲にベゼルがありましたが、ゼロベゼルの場合は、そのベゼルが極力削減されるか、完全に取り除かれます。

仕組み
この技術は、超音波を使ってディスプレイの表面をスキャンし、タッチされた位置を検知します。通常、超音波の発信器と受信器がディスプレイの周囲に配置され、これらが表面を弾性波でスキャンします。ユーザーがディスプレイをタッチすると、その位置に弾性波が影響され、この変化が検知されてタッチが検出されます。

特徴
ベゼルの削減: 従来のタッチパネルに比べ、ディスプレイの周囲にベゼルが少ないか、まったくないデザインを実現します。
外観の美しさ: ベゼルがないことで、デバイス全体がよりスリムで洗練された外観を持ちます。
操作性の向上: ベゼルがないことで、ディスプレイ全体を自由に触れることができ、操作性が向上します。
没入感: ベゼルの削減により、画面が周囲の環境に溶け込むような没入感のある体験を提供します。
広い視野角: ベゼルの削減により、画面がより広い視野角で表示され、より快適な視聴体験を提供します。
超音波表面弾性波方式ゼロベゼルは、デバイスのデザイン性と操作性を向上させる革新的な技術であり、モバイルデバイスやデジタルサイネージなどの様々なアプリケーションで採用されています。
